目次
1.ステップ(フェーズ)とは?
プロジェクトや案件を進める際、工程をいくつかに分けて必要なタスクを洗い出したりマイルストーンを置いたりすることはビジネスの場では日常的なことかと思います。また、お客様へ何かを提案する際にも、提案しているモノの拡張性や発展性をいくつかのステップで説明することも多いかと思います。
今回は、いくつかある工程をステップ・フェーズに分けて資料上わかりやすく表現するためのポイントとサンプルをご紹介いたします。
もちろん解説で使っているスライドはダウンロード可能ですので、ぜひ活用してください。
また、以下の記事で本記事とは異なるスケジュールのテンプレートを配布していますので、あわせてぜひご覧ください!
2.ステップを書く際のポイント
ステップを表現する資料はビジネスの場でよく使われているので、社内でテンプレートがあったり、検索すればすぐに参考になりそうな資料が出てくると思います。ステップ自体は表現すべき内容がシンプルなため、作成のテクニック自体はあまり必要ありませんが、今回はわかりやすく、きれいにステップを書くためのポイントをまとめて説明します。
あまり細かくステップを分けすぎない
パワーポイントでステップを表現する場合、「プロジェクトの全体感」や「将来の拡張性」を視覚的に伝えるために作られることが多いと思います。そのため、あまり細かくステップを分けて表現しようとすると、本来のメッセージと異なる意味として伝わってしまうことがあります。資料の位置づけを意識しながら適切な粒度でステップを分けるようにしましょう。
- 資料の位置づけを意識して、適切な粒度でステップ分けする
細かいタスクを表現したい時は、カテゴリーを分ける
細かいタスクを網羅的に表現したいような場合には、大項目・中項目といった形でカテゴリー分けすると良いでしょう。カテゴリーごとに必要なタスクを並べることで、各ステップでどれくらいの作業が必要なのかを表現することもできます。カテゴリー分けする際も、あまり細かいタスクを表現すると煩雑な印象の資料になるため、ある程度の粒度にとどめるようにしてください。
- 細かいタスクを表現したい場合は、カテゴリーを分けて大項目で見出しを付ける
- タスクの粒度は細かくしすぎない
3.ステップを表現した資料サンプル
参考までに表現の異なるステップを表現したサンプルをご紹介いたします。今回は、ECサイトを構築したい顧客に対する提案の際に、ステップ論で構築イメージを案内するケースを題材にしています。ここで紹介させていただくサンプルはテンプレートとして、パワーポイント形式にてファイルを公開しますので、ぜひ活用ください。
メッセージを強調したSTEP
3階層のステップを表現したイメージです。一番伝えたいメッセージをアクセントカラーのピンクで表現することで、視覚的に伝わるように工夫しています。情報量が多めのためプレゼン形式ではなく、資料として閲覧してもらうような場合に利用すると効果的かと思います。
メッセージを残しつつ、ポップなイメージのSTEP
メッセージは残しつつ、全体をポップな印象に変えたサンプルです。1つ目のサンプルと情報量はほぼ変わりませんが、配色を工夫することでステップごとの独立性がより際立ち、全体としてポップな印象になるようにしています。
情報量を少なく、シンプルにステップを示したサンプルです。パンフレットやカタログのように、パッと視覚的にステップを表現したい場合にお勧めです。余白を多めにとっているので配置を工夫して吹き出しでメッセージを強調したり、1つのステップだけアクセントカラーにしてフォーカスしたりと、工夫次第で幅広いケースで利用できると思います。
メッセージを強調しつつ、視覚的にステップが進むことで生まれる“広がり”が感じられるサンプルです。ステップを表現する際、階段のようなイメージを使うこともありますが資料の構成上スペースが限られてしまうため、このサンプルのようなイメージで表現するのもよいと思います。
4.ダウンロード
今回紹介させていただいたスライドは以下からダウンロードしてご利用ください。社内利用の企画書、顧客向けの提案書等に個人・商用目的ともに無料でご利用いただけます。また、カスタマイズもご自由にいただけます。
※個人情報の入力は不要です。 クリックするとファイルがダウンロードされます。なお、本記事とは別レイアウトで新しいスケジュールのテンプレートを公開したので、こちらの記事も併せてご覧ください。