製品やサービスを見込み顧客への提案に備えて汎用的に使えるサービス紹介資料を準備している企業は多いと思います。サービス紹介資料の目的は「顧客に自社サービス導入の意思決定をしてもらうこと」であることがほとんどです。本記事ではどのような資料であれば意思決定してもらえるのか?を解説しつつ、実践的なサービス紹介資料を事例として配布したいと思います!
配布する完成版テンプレートは、ちょっと編集するだけで様々なサービス紹介資料として活用できると思うので、ぜひダウンロードして活用してみてください。
目次
1.配布するサービス紹介資料
今回はサービス紹介資料のサンプルとして、「ECサービスの紹介資料」を作成してみました。資料の構成要素でポイントとなる部分を以下で解説していきます。解説するポイントをおさえつつ、この資料を編集いただくことで、さまざまなサービス紹介資料としてご利用いただけます!
2.サービス紹介資料の構成要素解説
意思決定してもらうために必要な情報はある程度定型化が可能です。サービス内容や紹介相手などによって、構成順や強調ポイントは変える必要がありますが、以下5つの要素を盛り込むことでお客様(意思決定者)が求める情報は網羅できると思います。資料サンプルとともに要素の解説をしていきます!
(1)課題の提示(サービスが解決する課題)
課題の提示は「顧客が何とか解決したい課題」を提示し、サービス紹介を聞いてもらう姿勢になってもらうためのパートです。ここで提示する課題が芯をくった内容になっていないと、そのあとのパートは響きません。
課題の提示のポイントは「具体的で相手が共感できる課題であること」、「課題認識しているが根本的な原因が不明確で、うまく言語化できていなかったりすること」を丁寧に整理して説明するにつきます
(2)解決策(課題とサービスの関連性)
解決策は、提示した課題を解決する打ち手として、紹介するサービスが最適であることを認識してもらうためのパートです。このパートではサービスの特徴を並べるのではなく、先に提示した課題が「なぜ解決できるのか?」をしっかりと関連付けて説明する内容になっている必要があります。
解決策のポイントは、相手が納得できるレベルで課題と解決策を論理的に結び付けて説明することです。なお、数値や実績を併せて示すのも有効です。
課題と解決策の資料はこちらの記事でも紹介していますので参考にしてみていただければと思います!
(3)強み(他サービスとの違い)
強みは、サービスの特徴やアピールポイントを正しく理解してもらうこと、類似サービス比較で差別化できるポイントを理解してもらうパートです。何等かのサービスを導入する際、多くの場合、顧客はいくつかのサービスを比較し最適なサービスを選択する流れを取ります。
提案相手と意思決定者が別の場合、提案相手は社内の意思決定者に対して、選定したサービスが最適であることを説明しないといけません。顧客企業の社内説明でも使える資料で、かつ、提案相手が他者に説明できるよう分かりやすく、端的に強みを説明することが必要です。
(4)実績
実績では、これまで説明した内容を裏付け、顧客の信頼を勝ち取るパートです。導入事例として大手企業の実績を示したり、導入効果として売上増・コスト削減など定量的なポジティブな数値を示すのが良いでしょう。
新サービスなどで導入企業がない場合、会社としての実績や机上試算したり、PoCで得た導入効果を示すなどを検討してみてもらえればと思います。
実績を示す資料はこちらの記事でも紹介していますので参考にしてみていただければと思います!
(5)導入にむけて
最後は導入に向けて諸条件、導入手続きなどを説明するパートを入れるのが良いでしょう。ここまでの資料で顧客はサービス導入に向けて動き出したい気持ちになっているため、ネクストアクションで必要な情報や何をすれば導入できるのかを説明する資料を差し込んでおきます。具体的には料金プラン、導入フロー、前提条件や問合せ先など、サービス導入に向けて顧客が知りたい情報を盛り込んでおけばOKです。
料金プランや導入フローの資料はこちらの記事でも紹介していますので参考にしてみていただければと思います!
3.ダウンロード
今回紹介させていただいたスライドは以下からダウンロードしてご利用ください。社内利用の企画書などで個人・商用目的ともに無料でご利用いただけます。また、カスタマイズもご自由にいただけます。
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