比較表・表単体テンプレート

比較表作成の3つのポイント解説!キレイなテンプレート無料配布!

比較表の表紙

製品やサービスを新たに導入する際、機能や費用を比較したりしますよね。自分としては「この製品が一番」と思っていても他人に説明しようとするとなかなか伝わらず苦労した経験は誰しもがあるのではないでしょうか。いくつかの観点で情報収集し、整理するときに便利なだけでなく、他人に説得力を持って比較結果を説明する際に便利な「表」。今回は、伝わりやすくキレイにこの比較表を作るポイントをご紹介したいと思います!
もちろん解説で使っているスライドはダウンロード可能ですので、ぜひ活用してください。

また、以下の記事で本記事とは異なる比較表のテンプレートを配布していますので、あわせてぜひご覧ください!

比較表のテンプレートを配布します!第2弾
以前こちらの記事で「比較表」を資料化する際のポイントと実例を公開させていただきましたが、「他のレイアウトのテンプレートが欲しい」との要望いただきました。用途や情報量により以前配布させていただいたレイアウトだとしっくりこないケースがあると思う...
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1.記号を使って表現する

比較表での記号の使い方の図

多くの項目を比較する際、読者が一目で比較結果を視認できることが重要になってきます。このような場合、比較結果を文字ではなく記号で表現することで、一気に視認性を高めることが可能です。上記のBEFOREでは可能/不可の見た目が似ており区別がつきにくくなっています。一方AFTERでは、「可能→✓」、「不可→ブランク」としているためぱっと見ただけで比較結果が分かるようになっています。なるべく情報量を少なくするために「不可→ブランク」としていますが、「-」などを入れても視認性を下げずに表現できます。

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2.色を多用しない

比較表で色を多用しないテクニックを説明した図

比較表に限らずパワーポイントで作られる表では、上記BEFOREのように縞模様に塗りつぶされていることが多くあります。横に長い表を作る際、比較する観点と比較結果の「行」が分からなくなることを避けるために縞模様になっているのですが、色が多くなることでどこが重要なのかが伝わりにくくなってしまうことがあります。また、評価結果の記号にも色が使われており、さらに伝わりにくい印象です。AFTERでは行の縞模様を排除し、比較結果の記号も絞ることで見やすい表になっているかと思います。なお、縞模様を残したい場合は「薄灰色+白」や「淡いベースカラー+白」などを選ぶことで視認性を保ったまま、横長でも見やすい表を作ることが可能です。

3.メリハリをつけて強調する

比較表での協調の方法を説明する図

比較項目は、「重要な観点」と「そうでもない観点」が存在することが多くあると思います。例えば、製品を選択する際に「製品サイズ」や「費用」が重要な評価軸となり、「納期」や「デザイン」は重要ではないケースなどが挙げられます。上記BEFOREでは製品の比較観点にメリハリがなく、なぜその製品が選ばれたのかが分かりにくい表になっています。AFTERでは最終行が強調されて、重要な観点であることを視認できるようになっています。評価結果も表の上部に置くことで、ぱっと見でどれが選ばれたのかが分かるようになっています。

4.比較表のサンプル

上記3つのポイントをおさえた上で、異なる観点を比較した表を4種類作成してみました。ここで紹介させていただくサンプルはテンプレートとして、パワーポイント形式にてファイルを公開しますので、ぜひ活用ください。

テキストベースで比較結果をまとめた表

テキストで比較結果を示した表

比較した結果をテキストベースで表にまとめたイメージです。1つの比較観点に対して複数の項目が紐づいていたり、単純なマル・バツで比較できないような観点での比較をする際にこのようなテンプレートを使っていただくとよいと思います。ポイントとしては、なるべく色を使わず、比較結果として「R社」が選ばれたことに注目が集まるようなメリハリある強調を使っているところです。

シンプルに機能を比較した表

シンプルな比較表のイメージ

テキストと記号を組み合わせた比較表のイメージです。比較対象の製品が5つと多く横長の表となっているため、「行」を縞模様にしています(ただし色の多様を避けるため「薄灰色+白」の縞模様を使用)。比較の結果、採用する製品と、重要な比較観点は強調色を使うことで、どの製品が、なぜ選ばれたのかをぱっと見で分かるようにしています。

記号を使って比較結果を示した表

記号を使った比較表

記号を使って比較結果を視覚的に表現した表です。単純にマル・バツだけで表現してしまうとデータの客観性が疑われるため、比較結果をテキストでも記載しています。記号は4種類使っていますが、重要度の低い「-」、「△」は灰色にすることで色の多様を避けて伝えたい観点に目がいくようにしています。

重要な比較観点を強調した表

観点を強調した比較例としてランディングページ制作会社の比較表比較観点の中で重要な項目を強調した表の例です。7項目の観点に対して、重要度の高い2項目(運用・改善提案)について、背景色を入れることで強調し、目がいくようにしています。また、比較を表の上部に位置させることで見た瞬間に「A社」が選定されたことをわかるようにしています。

3.ダウンロード

今回紹介させていただいたスライドは以下からダウンロードしてご利用ください。社内利用の企画書、顧客向けの提案書等に個人・商用目的ともに無料でご利用いただけます。また、カスタマイズもご自由にいただけます。

※個人情報の入力は不要です。 クリックするとファイルがダウンロードされます。

比較表の新レイアウトを紹介する記事を公開しましたので、あわせて以下の記事もご覧いただければと思います!

比較表のテンプレートを配布します!第2弾
以前こちらの記事で「比較表」を資料化する際のポイントと実例を公開させていただきましたが、「他のレイアウトのテンプレートが欲しい」との要望いただきました。用途や情報量により以前配布させていただいたレイアウトだとしっくりこないケースがあると思う...

おわりに

比較表を作成するポイントは伝わりましたでしょうか。いつも作っている表から一味違ったキレイで見やすい表が作成できるようになっていただけると幸いです!サンプルスライドも目的に応じてカスタマイズしながらぜひ利用してみていただければと思います。

なお、観点は違いますが似た表現として、見積書/料金プランや表のテンプレートも公開しているので、よろしければこちらの記事もどうぞ!

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