本記事では、2つ以上の要素や集合の関係をわかりやすく視覚化する際に便利な「ベン図」について解説してみたいと思います。複数の集合の要素を比較して、共通要素を表すときに役立つ表現ですので、ぜひ活用してみてください!
もちろん、作成した事例はテンプレートとして配布していますので、ぜひダウンロードして活用してみてください!
目次
1.ベン図とは?
ベン図は、19世紀にイギリスの数学者であるジョン・ベンによって考案された図で、集合の要素を円や楕円などで表現し、それらの図形の重なり具合によって集合間の関係を示します。
ベン図と言われてもピンとこないかもですが、皆さん必ず見たことがある表現ですので安心してください。イメージを見ていただいたほうが早いので、早速どんなものか見てみましょう!
「見たことある!」と思った方が多いのではないでしょうか?上図では、「A」と「B」の2つの要素をベン図にしたもので、円が重なっている部分は「AかつB」を示しています。
次にベン図の2つの使い方を具体的な例を用いて見てみましょう。
ベン図は「複数の集合における共通部分の数量の整理」と「共通項を持つ要素の整理」の2つの使い方が可能です。上図左側は「イヌ好き」、「ネコ好き」という2つの集合に対して、「どちらも好き」な人の数をベン図で表しています。また、上図右側では「肉食」、「草食」という2つの集合に対して、「どちらも食べる」に該当する要素を表しています。
2.ベン図を用いた4つの事例
今回はベン図を用いた実践事例として4つのスライドを作成してみました。それぞれ少し違った表現をしてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
(1)2つの要素をベン図で表現
まずは、企業間のアライアンス提案をイメージして、ベン図を用いたスライドを作成してみました。
両社の強みが組み合わさることへの期待知として「営業連携&共同事業」をベン図の共通項として表現しています。協力・協業関係を示す際はこのような表現でベン図を活用いただければと思います!
(2)縦並びで3つの要素をベン図で表現
続いては、企業の業績と要因に関するスライドですです。
密接に関係する3要素として「売上・利益・費用」をベン図で示し、それぞれに影響を与えた要素を説明文として表現しています。ベン図はどうしても余白が多くなってしなうため、説明文を多くしたい場合にこのレイアウトを参考にしてもらえればと思います!
(3)複数のベン図を組み合わせた表現
こちらは、システムへの機能追加案をベン図を用いて表現したスライドです。
このスライドでは”各要素が強く結びついている感”を表現するためにベン図を使っています。共通項がなくてもベン図の表現がしっくりくるケースもあるため、参考にしていただければと思います!
(4)共通部分を強調した表現
最後は、新しいサービスを紹介する資料をイメージして、ベン図を用いたスライドを作成してみました。
ベン図の共通部分を強調し、その内容をスライド右側で詳細に説明するレイアウトにしています。ベン図の共通部分は狭くなることが多いため、共通部分に関する説明を詳細にしたい場合はこのレイアウトを活用していただければと思います。
5.ダウンロード(ベン図のテンプレ4種類)
今回紹介させていただいたスライドは以下からダウンロードしてご利用ください。社内利用の企画書、顧客向けの提案書等に個人・商用目的ともに無料でご利用いただけます。また、カスタマイズもご自由にいただけます。
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