企業や部署間の連携を検討する際に、連携の必要性をわかりやすく伝えるにはどう表現したらよいでしょうか。2者間の強みが「循環」するような表現をすることで、単純な連携以上の効果が期待できる印象を与えられる場合があります。
この記事では、「循環」のイメージをパワーポイントで表現したサンプルを解説してみたいと思います。解説で使っている図形は、ダウンロードもできますのでぜひ、活用してみてください。
目次
1.2者間での協業(連携)を循環で表現
相手(お客様)と自分(自社)が協業において、両者の強みが循環するイメージを表現してみました。強みやアセットを四方向に配置し、それぞれを矢印で結ぶことで価値の循環を表現しています。さらに両社の強みを中心で結ぶことで、新しい事業や価値が生み出される感も表現してみました。企業間の協業や提携に加えて、自社の組織やサービスを結ぶような検討や施策を提案する際に活用してみてください。
- 企業間の協業や提携(アライアンス)の効果を説明する際
- 自社組織間やサービスを連携する検討を説明する際
2.複数の要素が循環するイメージを表現
いくつかの要素が循環することで結果につながるイメージを表現してみました。サンプルでは3つの要素(People、Technology、Process)を循環させることで、DXを実現するようなスライドを作ってみました。視覚的に循環を印象付けつつ、詳細な説明も図形の周りに配置することで後で見ても何が言いたいのかわかるようにしています。製品の拡大に向けたプロセスの説明や、複数の機能がつながることで価値が出るようなサービスのカタログなどで活用してみてはいかがでしょうか。
- 製品の普及拡大に向けたプロセスを説明する際
- 複数の機能がつながることで価値提供につながるサービスのカタログや提案書
3.OODAサイクル(PDCAサイクル)をシンプルに表現
PDCAは耳にしたことがある方も多いと思いますが、不確実性の高い現代においてはOODAサイクルを使うことが多くなっているのではないでしょうか。(OODAサイクルについては、いずれ別の記事でご紹介したいと思います。)
このサンプルでは、OODAサイクルを用いて、企業がオウンドメディアを立ち上げる際のプロセスを表現してみました。同じ図を流用してPDCAサイクルも表現できると思いますので、4つのプロセスを循環させるような表現をする場合はこの図を活用してみていただければと思います。
- OODA、PDCAサイクルを使って説明したい際
- 4つのプロセスを繰り返し循環するような説明をしたい場合
4.OODAサイクル(PDCAサイクル)をメタボールで表現
OODAサイクルを「メタボール」を使って表現してみました。「メタボール」はあまり耳にされたことがないかもしれませんが、サンプルのようにいくつかの図形がくっついたような図形のことを指します。1つ前のサンプルと比べると、循環といよりそれぞれのプロセスがより密につながっているような印象を与えることができるのではないでしょうかか。サンプルパーツとして、2~4個の要素がつながった図形を作ってみましたので表現する内容に応じて使い分けていただければと思います。
- 複数プロセスが密に連携している表現をしたい場合
- 複数の要素(強みなど)が密につながることで大きな結果をもたらすような説明をしたい場合
5.ダウンロード
今回紹介させていただいたスライドは以下からダウンロードしてご利用ください。社内利用の企画書、顧客向けの提案書等に個人・商用目的ともに無料でご利用いただけます。また、カスタマイズもご自由にいただけます。
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